全日空モーターサービスで活躍しているメンバーにインタビューしました。ぜひ社員の生の声を聞いてみてください。
当社の存在は就職サイトで知りました。空港内の特殊な機械にひかれ、中でもPBBは、空港ビルに付帯する建築物でありながらタイヤが付いていて車の足回りのような構造も持つところがおもしろそうだと思いました。
大学では機械工学を専攻していましたが、工具を使った経験はなく、本当にやっていけるだろうかという不安もありました。しかし、入社後は工具の名前をおぼえるところからスタートし、先輩の作業補助をしながら着実に技術を身に付けることができました。
点検や修理は、じっくりと時間をかけるものだと思っていましたが、実際は航空機発着の合間に作業するため、通常20〜30分、短ければ5〜10分しかないことに驚きました。
また、航空機の周りは安全対策がとても厳しいです。事故をおこせば空港全体に影響しますので、常に緊張感をもって業務に臨んでいます。
入社一年目は、基本工具の取り扱い方法やPBB点検に必要な電気・機械の基礎を学び、点検整備の補助ができるようになりました。2年目になると、PBBの基本構造が分かるようになり、簡単な整備であれば先輩のサポートを受けながらも一人でできるまでになりました。
3年目の今は、特殊な作業を除けば一人でも整備ができますし、また最近は先輩の指示を受けながら不具合修理も行っています。
羽田空港でPBBの点検整備をしています。毎朝、航空機の運航スケジュールをチェックし、一日の点検スケジュールを設定します。航空機発着が遅延すれば、それに合わせて点検の順序も組みかえます。その場の状況に合わせて対応することは難しいですが、待ち時間をつくらず、効率よく作業ができた日はとてもうれしく、また明日も頑張ろうという気持ちになります。
また、PBBは一見ただのトンネルですが、改良すべき点がまだたくさんある機械です。以前、点検口のないPBBがあったため、作業しやすいよう改良しました。常に、どうすればもっと整備しやすくなるかを考えながら作業ができるので、毎日飽きることなく続けています。
出張中、想定外の作業が発生し、必要な工具が不足することがありました。私はどうすればいいかわからなかったのですが、先輩はその場にある工具をうまく組み合わせて代用し、無事に作業を終えることができました。自分も応用力を身に付け、臨機応変な対応ができるようになりたいです。
また、出張先では、現地の協力会社と共に作業を行います。そこでPBBをよく知らない方にも分かりやすく説明することの難しさを知り、もっとうまく教えられるようになりたいと思いました。
過去の故障修理の報告書を読むと、今の私にはまだ対処できないような事例がたくさんあります。PBBの故障原因は電気系統の不具合が多いのですが、電気があまり得意ではないので、専門書を読んだり先輩に教えてもらいながら勉強を続けています。将来は先輩のように故障対応ができるよう頑張っていきます。