松井:航空業界に興味を持っていて、何かしらの形で携わりたいなと考える中で、合同説明会で全日空モーターサービスに出会ったんです。
私は石垣島で育ったのですが、高校生の時に石垣空港が新しくなったんです。PBB(航空機旅客搭乗橋)がない空港からPBBがある空港に変わり、それでPBBに興味を持って就職を決めました。
内田:私はもともと飛行機が好きで、飛行機の勉強や図面を書く勉強もしていました。小さいころからANAの飛行機に乗る機会も多く、その時に空港ってすごくキラキラしてるイメージを持っていたんですね。将来羽田空港で働きたいなと思い、全日空モーターサービスを知って、PBBの開発にも携われる機会があるということだったので応募しました。
松井:羽田空港を中心に2つの空港を担当しています。出張に行って点検したり、整備、修理を行ったりしています。古い部品や耐用年数が近づいている部品を交換したり、緊急で不具合が起きた時に現場に行って直したりといったことが主な業務になります。
内田:入社して2年間は現場で保守整備を経験して、現在は設計を担当しています。業務内容としては、整備修理の部品の図面作成、PBBの設置工事の時の図面作成、設置工事の工事管理をやっています。
内田:設計をやりたいという思いを伝えていました。
内田:責任の大きさも感じながら仕事をしています。こちらで決めたことが全て通ってしまうので、慎重にやらないと後で大変なことになる仕事ですね。メーカーに指示を出す図面で間違って出してしまい、作り直してもらったこともありました。
内田:やりがいを感じるのは、お客様(主に空港ビル会社様)からこういう仕様で作ってくださいと言われて、図面を起こして、検査して、輸入してきて、やはり設置工事が終わった時が一番やりがいを感じますね。設計をしてから設置まで半年以上かかるので、やり切ったという感じです。達成感とほっとする気持ち両方がありますね。
最近では長崎空港のPBBが心に残っています。日本で唯一のハイブリッドタイプ(将来的にEASY WAL(R)の機構を追加できるタイプ)のPBBで、一からの設計だったので自分の持っている知識と必要な知識を組み合わせてどう落とし込むか。それが形になったのはとても嬉しかったです。
松井:そうですね。基本一人2〜4つの空港を担当しています。何年か担当しているとどんどん愛着が湧いてきますね。(笑)
松井:突発で不具合だったり壊れてしまったりすることがあるので、そこでお客様に説明して、現地に行って故障を探求して、それでしっかり不具合が直って、通常の運用に戻した時が、やはり一番のやりがいですね。
松井:先ほど内田さんが言ったように、自分の知識や技術と先輩たちからのアドバイスを合体させて落とし込んで、作業をして完成させるというのは苦労することもあります。フライトの遅延や航空機の損傷に繋がらないよう、細心の注意を払って作業をすることが求められるという部分は責任の重さを感じますが、それよりもやりがいや達成感の方が大きく感じますね。
内田:同期は仲がいいです!
松井:同じ部署に同期がいるのはとても心強いですね。内田さんとは設計と整備で担当する業務も違うので、教えてもらうことも多いですね。
松井:インドネシアのメーカーに行って、PBBの製造過程を生で見てみたいです。
3年前ぐらいから語学プログラムにも参加させてもらい英語の勉強もしているので、整備の仕事をしながら、メーカーの方とよりよいものを作っていきたいなというのが今後の目標ですね。
日本では考えられないような技術をもっている国がたくさんあるので、そういったものを吸収して、どんどんより良いものにしていけたらいいなと思っています。
内田:直近だと、2024年度から、羽田空港のターミナルビル延伸工事が始まるので、その中で当社が担う業務を円滑に終わらせることが目標です。入社した時も羽田空港の工事に携わったので、5年間で得た経験や知識を活かしていきたいです。後は他の会社のPBBをもっと見て知見を広げていきたいです。
松井:整備はシフト勤務になりますが、希望した日に休める環境があります。
内田:急に体調悪くなった時も気にせずに休んでいいよっていうのは言ってくれる会社なので、みんなで助け合って仕事をする風土を感じますね。
松井:当社の福利厚生に優待航空券があって、地元が遠方の私にとってはとてもありがたいと感じています。
松井:機械が好きで、且つお客様との会話も多いので、人と話すことが好きな人はとてもやりがいを感じられると思います。
内田:やっぱり空港好きな人は楽しく仕事ができるんじゃないかなと思います。
内田:あまり目立たないかもしれないですが、必要不可欠な存在なので、とてもやりがいを感じられる会社です。
松井:社員同士の会話が多いです。色々コミュニケーションを取って、意見交換をして、こうした方がいいよ、ああした方がいいよ、とアドバイスし合う。そういう風通しの良さ、お互いが意見をできる雰囲気がいいなと思います。
内田:また、ANAのグループ会社なので、横の繋がりがあることも強みだと思いますし、グループ会社だからこそやりたいことができる会社だと思います!
松井・内田:ピチピチの5年目です!(笑)